とある9月の土曜日...
5歳の子供が急に発熱。38度を超える高熱です。夏風邪かな?よくあることかと思うもぐったりしています。
38度の熱が出ても案外ピンピンしていることが多い我が子が今回ばかりは苦しそうにしているので病院へ行くことに。
ただ、いつもとちがうのは妻がいない...美容室に予約を入れており一緒に行けません。
子供と二人でお出掛けすることはよくあるものの病院は初です。「別に大丈夫だから」と内心不安も平気を装った僕の奮闘記をお届けします。
病院での嘔吐がピークでしたね...
朝は元気に自転車練習も突然の発熱38度!
以前の記事で紹介しましたが、この夏自転車を与えました。それ以来、自転車が大のお気に入りとなり、週末の度に自転車の練習をしに近くの河川敷へ行っています。
この日も朝8時から変わらず出かけたんですけど帰宅するとどうも元気が無い。
なんだか体温も高い気がして熱でもあるのかと測ると38.4度。やっぱり熱がありました。慌ただしく美容師へ行く準備をしている妻に報告。病院へ連れて行くようにとの指示で、ファイルを渡されました。
その中には保健証や病院の診察券、お薬手帳とすべて揃っております。この辺のことはすべて任せっきりなので、助かりました。もしも、妻がいない時に発熱していたら...
お手上げだったかもしれません。手ぶらで病院へ行っていたでしょう。
この記事を読んでいるあなたは我が子の保険証がどこにしまってあるか把握していますか?
案外、知らないという父親は多いのではないかと思います。万が一のときの為にも、そういった関係の書類がどこにしまってあるのか確認しておく必要がありますね。
病院待合室で嘔吐!
それにしてもこの季節の高熱っていったいなんなのか?最近ニュースで取り上げられていたのはエンテロウィルスや麻疹(はしか)。
いずれも小さい子供がメインで発症しているとのことでしたから不安がよぎります。インフルエンザにしては時期的にまだ早いかなと思いますが安心もできません。
いざ病院へ!
場所は近所の掛かりつけの子供クリニック。近くなので自転車で行くこととしました。
具合が悪い子供を自転車のチャイルドシートへ載せ出発です。子供を後ろに載せて走るのは初めてでは無いのですが、以前と比べて子供の体重が増えています。少しハンドルを切ると持って行かれる感じで肩がこりました。
そう言えば、妻が「今日自転車であそこ行ってからこっち行って、疲れちゃった」みたいな話しをしていることが多いのですが...なるほどね。
いつもは「自転車なんだから平気でしょ」とか軽く聴き流していたんです...すみません理解しました。
病院に到着し症状を話し体温チェックです。38.6度。少しあがりました。土曜の病院なので混んでいましたね。10時に到着して待合室のソファーで呼ばれるまでぐったりと寝込んでいます。
ピクリともしません。そして悲劇が...
少し動いたと思ったら、よだれがべったり。
で...「うっぷ」
!!!!!やばい
「吐きそうかい?」「トイレ行くかい?」
ただ黙ってうなずく我が子。
バッグを持ち直して抱っこして病院の外にある徒歩1分の少しはなれたトイレへ...商業施設内の病院なので仕方がないかとダッシュ!
便器に向かってわめき泣きながら嘔吐です。
朝ごはんは自転車練習後にしようと考えていた為、何も食べていない嘔吐物はただただ透明な液体...
ダカラしか飲んでないもんね今日...胃液かい?かわいそうに...でもかえって良かったかも。
一回吐いて「大丈夫」と蚊の鳴くような声で答える子。おんぶして病院へ戻る際...「うっぷ」
!!!!
肩にねっとり透明の液体が....Uターン
そんなこんなで嘔吐物の処理を終え病院へ戻り、とうとう呼び出しがかかります。
看護師さん
「吐いたんですね」
私
「ええ、ソファー汚れちゃいました。」
看護師さん
「拭いておいたので大丈夫ですよ」
私
「すみません」
先生
「症状から溶連菌もしくはアデノウィルスかもしれませんね。去年の同じ時期にも溶連菌の疑いがあって来院されてますね。そのときは違ったんですが、多分今回はそうなのではないでしょうか。他にも溶連菌のお子さん多いので。」
そう言って唾液をとり検査。再度、待合室で結果を待ちます。
診断結果は
「溶連菌」白
「アデノウィルス」白
エンテロウィルスでも麻疹(はしか)でもありませんでした。
先生
「溶連菌だと思ったのですが、ちがいましたね。喉が腫れてるのでそこからきた熱だと思います。熱が下がったら普通の生活にもどっていいですよ。幼稚園も行って大丈夫です。ただ、吐き気があるので、吐き気止のお薬出しておきますね。座薬ですが、少し量が多いので2/3くらい入れて上げてください。」
私
「すぐに座薬したほうがいいですか?」
先生
「そうですね。お家に帰ったらしてあげてもいいですよ」
私
「座薬2/3って...切ったら中身こぼれませんか?」
先生
「吐き気止めの座薬は常温で個体なので大丈夫ですよ。体温で溶けて浸透しますから。」
知りませんでしたね。勉強になりました。調剤さんでも座薬は切ってももれないことを説明してくれました。
でも、うちの子座薬嫌いなんだよな...できるかな???
そんな不安を抱えて無事(?)帰宅。すぐにベッドに滑り込む我が子に
「座薬していいかい?」
「やだ」
即答ですね。吐き気もすでに無いみたいなので、そのまま寝かせました。
時間は12:00。
たったの2時間でしたが、すごく長い土曜の午前中でした。
院内を把握していない僕の失敗
妻帰宅。
ゲームでめちゃくちゃ強いキャラをゲットした気分ですね。経験値もレベルも高いボスキャラ打倒には欠かせない存在です。今日の診断結果と嘔吐についても報告。そこで明らかになった大きな失敗。
それは、病院の中に専用のトイレがあったということ。
歩いて1分先のトイレに猛ダッシュしたあの頑張りが...
肩にお見舞いされた嘔吐の悲劇が...
避けることができたという事実!
その病院へは何度も一緒に行っているのですがママに任せて外の待合室でまっていることが多かったんです。院内を把握していない自分の失敗です。
でも、あの時
ワタワタとトイレ行きの準備していたとき...受付の誰かが声をかけてくれていたら...
「人のせいにするな!」ですね(笑)
最後に
その日の夕方には完全復活した我が子。早い立ち直りでした。
熱は微熱位まで下がりましたが、翌日の幼稚園の行事は大事をとって休みました。
家で安静にしようと言い聞かせましたが、言うことを聞くわけがありません。なんせ完全復活しているんですから。
「自転車の練習したい」というのですが、幼稚園の行事を休んでいるだけに近場での練習には気が引けます。
しょうがないので、自転車レンタルできる少しはなれた公園で練習してきました。
今回の一件で感じたことは1人でなんでも出来るとの思いは大きな間違いだということ。
家族にとって「バランス」が如何に大切かということです。
なんでも独りよがりにならずに協力して意見を聞いて子育てしなくてはいけませんね。