札幌芸術の森で毎年開催されている冬のイベント「芸森かんじきウォーク」を体験してきました。
「かんじきウォークって歩くだけ?」
「子連れでも楽しめるの?」
「ガイドする人とかいるの?」
体験する前に疑問に思っていた事です。参加したことの無い方は同じようなことを思うのではないでしょうか。
簡単にお答えすると
「ポイントラリーがあるから目的を持って歩ける」
「子供の方が楽しんでる」
「園内マップをもらって自由に散策できる」
こちらの記事ではかんじきウォークの参加方法や楽しみ方について紹介していきます。
目次
芸森かんじきウォークについて
かんじきウォークとは
札幌芸術の森が開園以来行っている冬のイベントです。
伝統的な「かんじき」を履いて無料開放された野外美術館を自由に散策することができます。
雪をかぶった彫刻などを探すポイントラリーやバードウォッチングなど様々な楽しみ方があります。また、散策で疲れた時は佐藤忠良記念子どもアトリエでゆっくりと休むこともでき、家族そろって安心して楽しむことができます。
かんじきウォーク概要
■会場
札幌芸術の森野外美術館
札幌市南区芸術の森2丁目75番地
■受付
芸術の森センター
■貸出
かんじき・長靴
※スノーシューやかんじきの持参も可能ですが受付必須です。
■開催期間
1月中旬~3月上旬
2020年は1月5日~3月15日予定。
■時間
9:45~15:30
※入館は15:00まで
■休園日
月曜日
※祝日の場合は翌日(要確認)
■お問い合わせ
>>札幌芸術の森公式サイト
芸術の森管理課011-592-5111
芸森かんじきウォーク体験方法
まずは駐車場の場所から受付までを簡単に説明します。
駐車場
受付が芸術の森センターになるので第ニ駐車場を利用します。
駐車場料金は普通車500円。6枚綴りの回数券が1,000円です。駐車場入口ゲートで係員に支払って入場します。
園内に入場してすぐ右手に駐車場が見えますがそこは第一駐車場なので直進して登って行きます。
第二駐車場を目的地にしたグーグルマップをリンクしておきますのでご確認ください。
受付
第二駐車場のすぐとなりにアートホールがありますが、そこを通り過ぎて次の建物が受付の芸術の森センターです。
中に入って階段かエレベーターで下に降ります。
かんじきウォーク参加を伝え、氏名・連絡先等を記入し受付します。
かんじきと長靴を借り、かんじきウォークの説明を受けます。ポイントラリーの用紙や園内マップが入ったパンフをもらえるので散策時に使いましょう。
受付を終え、かんじきを履きます。
初めて履く場合は戸惑うと思います。
「どうやって履くの...」
でも大丈夫。各イスに説明書が置いてありますので参考にしましょう。説明書どおりにしっかりと履きましょうね。結びが緩かったりすると途中でかんじきが外れることがあります。
妻は片足が外れてました。
履き方の動画も流れているのでそっちの方がわかりやすいかもしれません。
同じ動画で予習していってもいいかもしれません。
子供用はプラスチックのタイプでした。
これは簡単に履けます。靴は自前のブーツで装着しました。
準備完了。行きます!
いざ!芸森かんじきウォーク
かんじきウォークができる野外美術館はセンターから佐藤忠良記念子どもアトリエまで除雪され歩きやすくなっています。
他のポイントは新雪のままとなっているのでかんじきの本領を発揮してもらいましょう。
で、センターを出てまずは佐藤忠良記念子どもアトリエまで向かいます。「除雪され歩きやすくなっている」との説明を受けたので、センターを出てまっすぐ前の人について行ったのですが、、、、
間違えでした(笑)
野外美術館はこっちって矢印まであるのに見逃しました。少し進んで、、、いや、、、結構進んで「なんか違わねーか」ってもどりました。
センターを出てすぐ左にこの入口があります。
階段を登っていくと除雪された一本路に突き当たります。
この作品が見えますので右に曲がってまっすぐ行きましょう。
ここを中心に彫刻が広範囲に点在します。
さて、かんじきウォーク本番です。
彫刻めぐりポイントラリーで楽しむかんじきウォーク
どこから回って行こうか。ポイントとなる彫刻が決まっていて、その他にも鳥を見つけたり、動物の足跡を見つけたりするとポイントがたまります。
見つけたら写真を撮っておきましょう。
マップの左側に多くの彫刻がありそうなのでそちらから回ります。
特に僕が今回一番見たかった「隠された庭への道」が左奥にあるのでそこを目指します。
その前に松ぼっくりを発見!3ポイントです。
除雪されていないとはいえ、けものみちができているので歩きやすいです。
この日は-5℃くらいで寒かったですが天気もよく、前日からもそこまで雪が降っていないのでこんな感じ。
でもせっかくかんじき履いたんで新雪を歩きたいですよね。
ふかふかの雪の上を歩くのは楽しいですね。初めての経験でした。
思ったより雪の中に埋まりますが、さくさく進んで行くことができます。
↓こんな感じで
芸森かんじきウォーク
かんじき履いてても結構うまる。でも歩きやすくてスイスイと進める。 pic.twitter.com/WpP8YbvUVw
— まると@北海道のこと書いてます (@marutopapa) 2019年2月10日
すごく天気に恵まれて気持ちよく散策することができました。
たくさんの彫刻作品がありました。
ポイントラリーをチェックしながら先に進み、とうとう到着しました。
真正面からみた姿が印象的なんですが、雪に足跡とかがあってそこまで綺麗に撮れませんでした。ということで斜めからの写真です。
ここが一番端っこです。かんじきを履いてから1時間が経とうとしていました。そろそろ息子も妻も疲れたかな?アトリエに戻って帰ろうかな?と考えていました。
が、意外にも妻が「この上と反対側にも行かないと駄目だわ」って。
なにがあった?珍しいぞ。
理由はポイントラリーのポイント。まだ足りなかったらしい。ポイントを貯めると景品がもらえるからそれがモチベになってた。
「あと500円でポイントたまるから」スーパーとかでよく聞くセリフではあるのですが、さすがにここでこれを聞くとは思わなかったですね。
それと、これは人によるでしょうが、雪の上をこれだけ歩いても案外疲れてない。やっぱかんじきって歩きやすいんですね。妻も息子もまだ大丈夫そうでした。
ということで、反対側も散策します。
これが一番感動した。大きな二枚の羽?が風によって回転するんですよ。横軸回転もします。夏に来てタイムラプスとか撮りたいなとか考えたりしてます。
これは息子のお気に「パックンフラワー」って喜んでた。
↓そして、これもすごかった!
御影石、安山岩、赤エゾ松をつかった造形物なんですが、冬は赤エゾ松しかみることができません。
こんな綺麗にならんだ樹木はそうそう見れるものじゃないので感動しました。縦横綺麗に並んでいます。
そんなこんなでたっぷり1時間30分散策をたのしみました。ポイントも無事たまったようです。
佐藤忠良記念子どもアトリエ
暖かい室内で休憩します。
かんじきをぬいで休むことができますよ。かんじきはほどかなくても長靴を脱ぐことができます。
スリッパを借りて中を見学しましょう。
彫刻家・佐藤忠良の作品展示を見ることができるほか、予約優先のワークショップや当日参加可能な体験教室も開催されています。
休憩所には絵本などがあり、授乳室もあるので幼いお子さん連れでも安心です。
ポイントラリーの景品をもらおう!
かんじきウォークが終わったらかんじきをぬいで受付に返却に行きましょう。
ポイントラリーでたまった点数に応じて景品をもらうことができます。
<景品内容>
■10ポイント
・ARTバッジ
・駄菓子
・ポケットティッシュ
・シール など
■30ポイント
・マスク1箱(50枚入り)
・芸森オリジナルフレーム
・ポストカードセット
・レターセット など
我が家は一人60ポイント集めたので結構もらった(笑)
さいごに
札幌芸術の森で開催されている「芸森かんじきウォーク」を紹介させていただきました。
かんじきで歩くだけでしょ?って思ってる方。僕がそうでしたが、これ意外と楽しいですよ。
息子は小学一年生ですが、1時間30分楽しんでくれました。新雪にダイブしたりチェックポイント探しも積極的でしたね。
万が一、お子さんが疲れたとヘタっても子どもアトリエでゆっくり休むことができます。
天気が悪いと辛いイベントかもしれません。
防寒対策はしっかりとして望みましょう。それでも、訪問当日はマイナス5℃位でしたが寒いと感じませんでした。
なんせ、ずっと歩いているのでどちらか言ったら暑いと感じるくらいでした。
ニット帽やマフラーなどをしまうことができるサイズのリュックやバッグを持つといいですね。
それでは今回はこのへんにしておきたいと思います。
「芸森かんじきウォーク」おすすめです!
では!
雪遊びスポット