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レッドウィングアイリッシュセッターの手入れ|シミ抜きなどのメンテ用品を紹介!

間もなくブーツのシーズンです。久しぶりにレッドウィングブーツをメンテナンスしました。

今回のテーマは「シミ抜き」

黒ずみと白いカビの様なシミが気になっていたのでこれをなんとか消したい。前回のお手入れ記事(レッドウィングのメンテナンス。ミンクオイルでカサカサ肌とお別れ)では飛ばしていた工程です。

さすがに1年以上経過してしまったのでシミ被害は広がってしまいました。サボりすぎました...反省

8166ごめんなさい。。。という事で、ステインリムーバーとサドルソープを使って念入りにメンテナンスしたので手順を追って紹介します。

 

レッドウィング8166手入れ方法
シミ抜きの工程とメンテナンス用品

手入れ前の状態

アジと呼んでいますけど、、、だいぶ傷んでしまってますね。

トゥ部分は傷がついて油分の部分が黒ずんでいます。そして何より右足の白いシミ。カビ?汗ジミ?

これらの汚れを取り除いていきますよ!

 

工程とメンテナンス用品

まずは簡単に工程と使ったメンテナンス用品を紹介します。

簡単な流れ

  • 準備
  • ステインリムーバーで汚れ除去
  • サドルソープでシミ抜き
  • ミンクオイルで磨き上げ

こんな順番です。

そして使ったメンテナンス用品はこちら

必要なモノ

  • ブラシ大(COLUMBUS)
  • ブラシ小(M.モゥブレィ)
  • ステインリムーバー(M.モゥブレィ)
  • リムーバークロス(M.モゥブレィ)
  • サドルソープ(M.モゥブレィ)
  • ミンクオイル(COLUMBUS)

 

レッドウィング8166
メンテナンス開始!

Step1 準備

シューレースを外して靴表面のホコリや汚れを除去します。

ブラシを使うと楽にホコリがとれていきます。シューレース部分や革の縫い目の細かいところは小さなブラシが役に立ちますね。

▼これが使いやすいですよ。

本来靴クリームを塗布する為のブラシなんですけどね...掃除用に使ってます。

Step2 ステインリムーバーで汚れ除去

靴表面の汚れやシミを落としていきます。

ステインリムーバーは使用前によく降ってください。中身の成分が分離しているので振らないと効果を発揮しません。

リムーバークロスを指に巻きリムーバーを少量付けて、革表面を撫でるように拭き上げます。

結構汚れが落ちます。思った以上に!全体的に拭き上げ、汚れが酷い箇所は繰り返します。

すると油ジミも白いシミもほら!

左側(右足)のみ実施した状態

白いシミはあっという間に取れちゃいました。

 

Step3 サドルソープでシミ抜き

革全体を水で濡らす

ステインリムーバーでの拭き上げで大体の汚れはとれますが、傷から革内部に染み込んだ黒ずみは残ってしまいます。

それと長年愛用して汗もかなり染み込んでいるでしょうから、サドルソープで水洗いしていきます。

水の中にドブ漬けする方もいる様ですが、さすがに気が引けるので、スポンジで水分を与えます。革全体をまんべんなく湿らせる必要があるのですがこれが結構たいへん。

かかと部分を見てもらえればわかりますが、水が染み込みづらい箇所があります。ダメージが無い部分が水をキレイに弾いてしまいます。

でもこの作業を妥協してはいけません。サドルソープの説明書にも「濡れている部分と濡れていない部分があると使用後にムラとなる場合があります。」と表記されているので根気強く濡らしていきます。

両足で30分以上はかかったでしょうか。

片足だけ終わった状態です。ずっしり重みが増します。両足濡らしてから、サドルソープで洗っていきます。

 

サドルソープで洗う

サドルソープをスポンジにとり泡立て、円を描くように全体を洗っていきます。

全体を洗い終わったら、泡を拭き取っていきます。泡は水で洗い流すのではなく、タオルで拭き取る感じです。

サドルソープには保革成分があるので石鹸の成分を革表面に残す感覚です。

スッキリしましたね!あとはこれを陰干しです。しっかり乾いた後にミンクオイルを塗布していきます。

 

Step4 ミンクオイルで完了

一晩おいて乾燥した状態です。

黒ずみや白いシミも落ちてキレイになりました。ステインリムーバーとサドルソープの利用でこんなにもリフレッシュできるんですね!

これまでミンクオイルを入れるだけのケアでした。多少の黒ずみは”アジ”と思い込んでいまいしたが、単なる汚れでした。ときどきこのような手順でリフレッシュが必要ですね。

それではミンクオイルを入れていきます。

ミンクオイルを入れる

ミンクオイルは素手で入れていくのが一番やりやすいです。でもベタベタして嫌なので使い捨てのビニール手袋を使っています。

右側(左足)にミンクオイルをすり込んだ状態です。

両足にミンクオイルを入れた後、1日置いて磨き上げします。

 

磨きあげる

磨き用のウエスやブラシで仕上げますが、私はいつも用済みの靴下を使っています。余分な油を取りながら磨く感じです。

靴下は材質的に良くないかもしれませんが、手に履けて隅々磨きやすいんですよね。最終的な仕上がりに問題を感じないのでいつもこれです。

という事で完了!!

今回はシューレースも水洗いしました。それでもすでに20年クラスなので黒ずみがとれませんでした。後日購入することにします。

それにしてもスッキリ!

 

まとめ

今回はレッドウィング8166の黒ずみや白いシミを除去し、水洗いしてみました。

20年以上愛用してきてはじめての水洗いです。

メンテンナンス用品の質の高さに驚きと感動を覚えましたよ。白いシミは諦めていたのですが、ステインリムーバーであっという間にとれてしまいました!

ただ、水洗いはかなり大変でした。革全体を水で濡らす作業が肝心なのですが、なかなか入ってくれないですから。

ただ、サドルソープを使った効果は歴然。ほとんどの黒ずみを除去してしまいましたからね。

普段こまめに手入れをできるなら、ステインリムーバーとミンクオイルだけでいいかもしれません。

そして、かなり汚れてきたなと感じたら、サドルソープで水洗いするのが良いでしょう。

作業による変化の状態は記事始めのアイキャッチ画像を見てください。スライダーにしているのでわかりやすいと思います。

しっかりとメンテナンスしていれば本当に何十年も愛用できるブーツです。レッドウィングを長年履いていて汚れが気になっている方の参考になれば幸いです。

▼もっと簡単に手入れしたい方は▼

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