冬の夜空に煌めく天体ショー
「ふたご座流星群」
じぶんぎ座流星群・ペルセウス座流星群と並び三大流星群の一つ、ふたご座流星群が年末の夜空で楽しめます。
2018年はよい条件だと言われていますので観測の予定をたててみてはいかがでしょうか。
それでは、早速2018年のふたご座流星群の極大や観測ピーク時間などについて紹介します。
2018年のふたご座流星群の観測条件は?
年末の夜空を彩るふたご座流星群は毎年一定して多くの星が流れるので、一晩に見られる流れ星の数としては最大の流星群と言われています。条件が良ければ1時間に100個もの流星を捉えることもある程です。
そんな期待膨らむ流星群ですが、2018年は比較的良い条件となっています。
夜半前までは月明かりの影響を受けそうですが、それ以降は好条件で観測できそうです。
それではどの様に観測したらたくさんの流れ星を見ることができるのでしょうか?
観測のピークや方角は?
2018年のふたご座流星群の極大は12月14日21:00頃です。あくまでも、流星群の活動のピークであってその時間しか発生しない訳ではありません。
■観測のピークは
- 12月13日の日没後から14日の日の出まで。
- 12月14日の23:00頃から15日の日の出まで。←最も見頃になるでしょう。
この2日間が見頃となっています。極大時刻は14日21:00ですが、その時間は月の影響がありそうです。月が沈んだ夜半以降が観測のピークとなるでしょう。
■観測する場合の方角は
ふたご座流星群は東の空に位置するふたご座付近を輻射点として四方八方に流れます。
流星を見るには輻射点を見なけれが行けない訳ではなく、夜空を広く見渡すのが観測のコツです。
注意点は月が目に入らない様にすること。今年は夜半頃に月が沈むのでその前に観測する場合は、月に背を向ける様に夜空を見上げましょう。
観測場所はどこがいい?地域別おすすめ!
ふたご座流星群を見る場所はどこがいいのでしょうか?
基本的には街の灯りの影響が無い空が開けている広い場所が良いといわれています。月に背を向けても街の灯りが邪魔をしては観測が難しいので、星空を観測しやすいスポットを目指しましょう。
各地域別の代表的な星観測スポットについては次の記事で紹介しているので参考にしてみて下さい。
ただ、注意点は夏番の星空観測と違って、ふたご座流星群は冬です。地域によっては雪が積もっていることもありますので、峠や山間部では一部行くの困難な場合もあります。前もって確認しておきましょう。
また、観測の際、防寒はしっかりとしましょう。車の中から観測出来るのであればそこまで心配はありませんが、基本的には冬の寒空の中での観測となります。
防寒対策をしたとしても普段と同じコートと手袋程度では絶対に不足です。ただ、黙って立ち尽くして夜空を眺める訳ですから、いつも以上に冷え込みを感じます。
下着から上着まで普段の倍以上の対策が必要となります。カイロや暖かい飲み物の準備もお忘れ無く。魔法瓶に暖かいお茶等を入れていくといいですね。
▲こんなのがあったら家族みんなで温まれますね!
まとめ
2018年のふたご座流星群は12月14日21時に極大をむかえます。
ピーク時間は月明かりの影響があるかもしれませんが、夜半頃に月は沈みます。それ以降は良好な観測条件となりそうです。
それでも、街中ではなかなか観測が難しいので、計画的に場所や時間を決めましょう。
また、観測する場合は冬なので防寒対策をバッチリして今年最後の流星郡を楽しんでください。