夏に楽しませてくれる天体ショー
「ペルセウス座流星群」
3大流星群の中でも夏休みでお盆の時期に極大をむかえるペルセウス座流星群はいつも忙しいパパや夏休みの子供にとって非常に観測しやすい流星群です。
2018年の極大は8月13日午前10時頃と言われています。観測のピークとなるのは12日から13日にかけての夜となるでしょう。
こちらでは、ペルセウス座流星群を観測するのに適した場所やあったら便利な観測グッズ。特に場所については各地域別に穴場的な場所を紹介しますので参考にしてみて下さい。
目次
ペルセウス座流星群観測に適した場所は?
ペルセウス座流星群はどこでも見れる訳ではありません。
星が見えるところであれば観測できる可能性はありますが、よりたくさんの流星を観測したいと思うのであれば都市の灯りや街灯などの影響を受けない、空が開けている場所で観測するのがいいでしょう。
では、どこまで行けばいいの?ということで各地域別に観測しやすい場所を紹介します。
【北海道】
<代表的な星観測スポット>
・十勝岳望岳台
・ニセコ・神仙沼駐車場
・知床峠駐車場
・しょさんべつ天文台
<他には>
中山峠は道の駅の裏手に街の灯りの影響を受けない場所があり夜空がキレイです。
滝野の公園付近や道民の森も観測会をやっていることもあるのでいいです。
北海道は基本的に峠はすごく星がキレイですので自宅近くの峠を探してみるのもいいかもしれません。
【東北】
<代表的な星観測スポット>
・ひろのまきば天文台(岩手)
・釣瓶落峠(秋田・青森))
・発荷峠展望台(秋田)
・種山高原(岩手)
【関東】
<代表的な星観測スポット>
・夢の島公園(東京都)
・湘南国際村(神奈川県)
・堂平山天文台(埼玉県)
・戦場ヶ原(栃木)
・東浪見海岸(千葉県)
<他には>
富士山の五合目が有名ですね。他には秩父の奥もいいそうです。天気がよければ房総の南端でもよく見えるとの情報があります。
【中部】
<代表的な星観測スポット>
・茶臼山高原 (愛知・長野)
・スターフォーレスト御園(愛知)
・星の広場(三重)
<他には>
名古屋であれば平和公園が近場で観測しやすい。
車を使えるのであれば高速道へ!東海北陸道の長良川サービスエリアは河原が広がっているので穴場的場所です。
【関西】
<代表的な星観測スポット>
・かわべ天文公園(和歌山)
・鶴姫公園(奈良)
・アルビレオ天文台(兵庫)
・西はりま天文台公園(兵庫)
<他には>
大阪の緑の文化園の駐車場からも流星群が見れます。
【中国・四国】
<代表的な星観測スポット>
・宇根山天文台(広島)
・にちはら天文台(島根)
・星田池(岡山)
・東温市立図書館天体観測室(愛媛)
・南阿波サンライン第一展望台(徳島)
・梶ヶ森天文台(高知)
【九州・沖縄】
<代表的な星観測スポット>
・清和高原天文台(熊本)
・コスモス花宇宙館(長崎)
・星のふるさと公園(福岡)
・屋久島 千尋の滝展望台(鹿児島)
・たちばな天文台(宮崎)
・竹富町波照間島星空観測タワー(沖縄)
街の中からでも観測できるのか?
2018年のペルセウス座流星群の極大は8月13日午前10時頃で観測ピークは12日から13日にかけての夜と言われています。夜半から未明までの間が観測しやすいです。
明るい流星の数は減るかと思いますが、前後1日位であれば観測は可能ですので、天候等を考慮して予定を立てましょう。
2018年は8月11日が新月となるため、観測時に月の影響はありません。
とは言え、観測のピークが夜半すぎから未明という深夜時間帯となることから遠くの観測地までは出かけられないなという方も多いでしょう。
そうなると気になるのが、街や都市部でも観測ができるのか?ということですよね。
基本的には星が見えるところであればいいのですが、街明かりが多いと見づらいのは当然です。それでもなんとか自宅付近で見たいという場合は街灯などの影響がなるべく少ないところで、広範囲に空を眺められる場所を探しましょう。
流星郡は1時間当たりに40個程を見ることができると言われていますが、街の灯りが影響する郊外では10個程となり、都市部では数個しか見えません。
観測できる流れ星が減るうえに建物や木々に囲まれた公園などでは眺められる夜空の範囲が狭くなります。観測できる可能性は限りなく0となるでしょう。
面倒と感じても空が開けている広めの公園や河川敷などへ足を運ぶのが得策です。
観測する時にあると便利なもの
観測におでかけする前に準備しておくと便利な物を紹介します。
◆防寒着等
夏とはいえ夜間に外で長居するので一枚羽織るものやブランケットなどを用意しましょう。
◆虫除けスプレー
夏ですからね。蚊に刺されないように対策しましょう。
◆懐中電灯
真っ暗闇で観測となると思いますので、懐中電灯があれば便利でしょう。ただ、普通に使うと他の方に迷惑がかかってしまうかもしれませんし、観測の邪魔になるケースもあります。強い光を避ける為にライト部分に赤いセロハンなどを張り、灯りを和らげましょう。
◆レジャーシートやチェアなど
キャンプ用のチェアや寝袋などでもいいでしょう。流星は寝転がってみるのがいいので、シートは必須です。椅子に腰掛けてゆったりみるのもいいでしょう。
◆星座早見表
流れ星観測の合間に星座の勉強に使えるので便利です。
◆アプリ「iステラ」
iPhoneやiPod touch用のアプリ「iステラ」
これは星座早見表と同じく、流星の観測の合間に使います。その場所と時間で見ることができる星空を再現してくれるアプリなので、星の名前を知ることができ、星の満ち欠けも再現してくれます。
しっかりと事前準備して観測に備えましょう。
まとめ
2018年のペルセウス座流星群は12日から13日にかけての夜が観測のピークです。夜半から未明までは放射点が高くなり、流れ星の観測がしやすくなります。
月明かりの影響がありませんので、街の明かりが目に入らない、広く夜空を見渡せる場所で観測を心がけましょう。
ペルセウス座流星群は夏休み期間に楽しむことができるので、少し大きくなったお子さんであれば自由研究のテーマにして観測してみてもいいですね。
各地様々な観測地や穴場があるでしょうから、前もって、下調べをして観測を楽しみましょう。
特に、アプリを使っての観測も楽しいかもしれませんね。