ドラマ「マッサン」のモデル企業ということで一時大ブームとなったニッカウヰスキー余市蒸溜所。現在はドラマ放送時ほどではありませんが、多くの観光客で賑わっています。
ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝と妻リタの生涯に触れ、ウイスキー作りの工程も勉強できる工場見学。
以前より、気になっていた観光スポットを訪れることができましたので紹介します。
ガイド付きの工場見学は基本3日前の予約制なのですが、予約無しでガイド付きに参加できました。また、駐車場が少し迷ったのでその辺りも含めてシェアしますね!
目次
ニッカウヰスキー余市蒸溜所
予約無しでガイド見学できた理由
日曜日の午前中に小樽で用事のあった我が家では、午後からの日程を小樽への道中で模索していました。
小樽近隣で観光できるところということで、決定したのがニッカウヰスキー余市蒸留所の工場見学。
6歳の息子には難しく、すぐに飽きてしまうかな~と不安はありましたが、私の好奇心が勝り足を運ぶことに。
「ガイド付きの工場見学は3日前までの予約制だよ。」と妻。すこし残念でしたが、仕方ないですね。計画性の無い我が家ではよくあることです。
13:50。現地到着です。駐車場は少し迷いました。詳しくは後述しますので、車で行く予定の方は最後まで読んでいってくださいね。
お~って感じです。
余市駅のすぐ近くに位置してるのが意外でした。工場なのでもう少し山の方とか郊外にあるのかなと思っていたんですけど。
これだったら、JRでの観光にも適していますね。
早速、受付です。自由見学を予定していたのですが、係の方が「間もなく14:00から始まるガイド見学にキャンセルがでたのでいかがですか。」と!!
ラッキーですね~。
工場見学時間は午前は9:00~12:00までと午後13:00~15:30までの毎時00分と30分に開催されます。
定員は最大80名、意外と多いんです。毎回満員ということは無いのではないでしょうか。私共が参加した回は約20名くらい。次の回はもう少しすくなかったと思います。
それでもキャンセル枠は毎回設定される訳ではない様です。時間に余裕があればキャンセル枠がある回まで待つという選択が可能というだけです。
ただ、これだけはその時の運任せになるので確実にガイド付き見学に参加したい場合は予約しましょう。
それではガイド付き見学の様子を紹介します。
ニッカウヰスキー余市蒸溜所
工場見学の様子
正門をくぐるとこのながめ!お~これがドラマで見た...なんてすみません。ドラマ見てませんでした。
でも、よく観光ガイドやサイトで見る写真の風景です。樽が印象的ですので良い撮影スポットです。
ガイド付き蒸溜所見学の内容
待合所で説明を受ける
正門を抜けてすぐ左の棟が工場見学者の待合所となっています。
ココでガイドさんから見学についての注意点や説明を受け出発します。
それではウイスキー作りの工程を見ていきますよ!
乾燥棟
待受所をでるとすぐに見えてくるのが乾燥棟(キルン塔)です。
ここはウイスキーの原料となる大麦の芽の成長を止めるために乾燥させる施設です。乾燥させるにはピートや無煙炭を使用しますが、このピートの香りがウイスキー特有のスモーキーさを演出します。
ピートの展示もされています。ピートとは植物が長い年月をかけて堆積し炭化した「草炭」「泥炭」のことです。
蒸留棟
ウイスキーの製造工程は簡単に「製麦」「乾燥」「糖化」「発酵」「蒸溜」「貯蔵・熟成」となります。
乾燥塔を見学した後は糖化かなと思いきや、工場の並びの関係で見学では先に蒸溜棟に入ります。
上部に並んでいるのが単式蒸留器「ポットスチル」です。奥から3番目には一回り小さなポットスチルがあり、創業当時に使用していたもので現在は使われていません。
しめ縄が印象的ですが、竹鶴の実家が造り酒屋を営んでいたことからのその風習が息づきます。
ウイスキー造りは秋と春に行なわれる為、伺った8月下旬には稼働していませんでした。工場稼働時に見学に行くと実際に石炭を焚べる作業なども見学できますよ。
ということで、工場見学のオススメは工場稼働期!ニッカウヰスキーの公式サイトで確認できますので、要チェックですよ!!
粉砕・糖化棟
麦芽は粉砕棟で粉砕され糖化槽で甘い麦汁に変わります。
こちらの施設は外部からの説明となりました。
発酵棟
糖化された麦汁が発酵棟でアルコール度数7~8%の液体になり、蒸溜工場のポットスチルに送られます。
旧事務所
昭和9年から場所も変わらず存在する旧事務所です。歴史を感じますね。余市町の指定文化財となっているそうです。
ここから貯蔵庫へ向かう道中、リタハウスと旧竹鶴邸を見学。
リタハウス
工場設立当時から敷地内にあった住宅で、事務所や研究室として利用されていたそうです。その後、妻の名前にちなんでリタハウスと呼ばれています。
中に入っての見学はできませんでした。
旧竹鶴邸
竹鶴とリタが実際に住んでいた住宅を平成14年12月に移築して復元しました。玄関ホールだけは入って見ることができました。
1号貯蔵庫
設立当時に建てられた1号貯蔵庫です。現在は見学用に開放されており、中にある樽は空です。
貯蔵庫は適度な湿度が保たれ、長い年月をかけて熟成されます。
これでウイスキー造りの工程を一通り見学することができました。ここからは博物館と無料試飲です。
ウイスキー博物館
ウイスキー博物館では樽などのウイスキー造りの道具やポットスチルの展示。竹鶴とリタの生い立ちや、愛用した遺品なども見ることができます。
ニッカ会館(無料試飲)
博物館を見学した後は、いよいよ試飲です。運転手はもちろん飲めませんが、様々なおいしい飲み方をレクチャーされ楽しめます。
普段、ウイスキーを飲まない妻ですが...
アップルワインが旨いって喜んでました...
自販機のツマミまで買って楽しむ始末...
羨ましい...
次はJRで来るぞ!
自由見学でも十分に楽しめる
さて、今回は運良く予約無しでガイド見学に参加できましたが、自由見学でも十分に楽しめる施設だなと感じました。
各所に説明のパネルやパンフレットにも見学コースが記載されています。
ガイド見学は約50分です。6歳の息子は 興味が無い+時間が長い で中盤あたりから疲れたアピールが始まりました。
大人にとっては丁度いい時間。というか50分はあっという間ですが、子供にとっては辛かったかもしれませんね。
次は自由見学で好きに歩かせようかなとも思います。工場稼働時に石炭を焚べる作業なんかは食い入って見てくれるのではないでしょうか。
工場稼働日を狙って行きます!
ニッカウイスキー余市蒸留所 概要
【住所】 | 北海道余市郡余市町黒川町7-6 |
【電話】 | TEL:0135-23-3131 FAX:0135-23-3137(予約専用) |
【ネット予約】 | 公式サイト |
【営業時間】 | 9:00~17:00 |
【見学ガイド】 | 午前9:00~12:00、 午後13:00~15:30 毎時00分、30分に開催 (12:30は休み、15:30最終出発) |
【入場料】 | 無料 |
駐車場について詳しく
それではニッカウヰスキー余市蒸溜所の駐車場を紹介します。
余市駅方面から正門を通り過ぎまっすぐ行くと駐車場らしき門があります。でもここは業務車両専用の通用口なので注意してくださいね。
建物の隣に道の駅があり、そちらも無料で利用可能となっています。また、混雑時は有料駐車場もあるので検討してみてください。
まとめ
今回はニッカウヰスキー余市蒸溜所について紹介しました。
NHKドラマの「マッサン」を見ていた方にとってもそうでなくても楽しめる観光スポットです。
ウイスキー造りを学ぶ事もできますし、歴史的建造物も趣があって見どころ満載ですよ。
おみやげもココでしか手に入らないウイスキーなど必見です。是非、一度足を運んでみてください!
▼ニッカウヰスキー余市蒸溜所に行ったら寄りたい、海鮮丼の美味しいお店!
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