「暇があればYouTubeばかり見ている」
「ゲームばかりやって勉強しない」
「息子(娘)は依存症になってしまうのではないか?」
「ゲーム依存から救う方法はないの?」
こちらはそんな不安を抱えたあなたの為の記事です。
「いつまでゲームやってるの!いい加減にしなさい!」
いつもこのように叱っていませんか。
際限なくゲームをやって、終わったと思ったらYouTubeでゲーム攻略動画を見はじめる。スマホの小さな画面を食い入るように見つめる息子(6歳・幼稚園年長)の姿に僕はいつもこう思うんです。
「将来後遺症がでるのではないか?」
「確実に目は悪くなるよな」
「このままでいいのか?」
多くのパパやママが感じていることだと思います。でも、いくら言っても子供の興味を他に持って行くのは困難です。
だって楽しいのですから。
理解はできるけど、放置はできない。なんとかしなければいけない。ということで、我が家ではあるルールを取り入れました。
そして、その取り組みがうまくいったので、紹介させていただきます。同じ様なことで苦しんでいるあなたの参考になれば幸いです。
我が家が抱えた問題
現在、6歳で幼稚園年長の息子はマリオが大好き。
機種変更で使わなくなったスマホを使いこなし、スマホアプリのスーパーマリオランに熱中。マリオランが終わると、YouTubeでその攻略動画を見る。この一連の流れが出来上がっていました。しかも、際限なく見続けます。
そして、昨年のクリスマスプレゼントで任天堂switchを手に入れるとマリオカートにハマってしまいます。それにより、マリオランはやらなくなりましたが、YouTubeは同じく攻略動画を探して見ています。
仕事を終え、帰宅すると息子は玄関まで走ってきて「おかえり!!」と元気に迎えてくれます。すごく嬉しいのですが、その片手には必ずと言っていい程、スマホかswitchのコントローラーが握られています。
そして、一目散に部屋に戻り、続きをします。
僕「いつから?」
妻「かれこれ3時間位」
息子の依存具合もだけど、それと毎日向き合う妻のメンタルもそろそろケアしないとヤバイよな。。。
そんな感じでした。
僕が息子に試した1つのルール
ゲームを楽しみ、YouTubeをこよなく愛する。
個人的にはそこまで悪いことだとは思っていません。
何かに集中して夢中になることって重要ですし、そこから得られる学びも必ずあると感じるからです。
ただ、度が過ぎて、まったく勉強しないとなると話は別ですよね。しかも、世界保健機関(WHO)が「ネットゲーム依存を疾病指定へ」なんてニュースも飛び交う時代。
何らかの対策は必要だよなと感じていた矢先、読書をしていて「これだ!!」と思える対策方法にめぐり合いました。
チケット制の導入
参考にしたのがこの「エッセンシャル思考」という本です。
時間をどう使うか。重要なことを見極め、実行するためにはどう考えたらいいか。それらの方法論が書かれたビジネス書です。
書籍の中でこんなエピソードが語られていたのです...
気づくと子供たちは、くだらない娯楽に多大な時間をついやしてしまう。テレビやインターネットを制限すると猛烈に反発してくる....
そこで私たちは、チケット制を導入することにした。週の初めに、10枚のチケットを与える。チケット1枚を使うと、30分間はテレビやネットができる。しかし使わずにとっておくと、1枚につき50セントと交換できる。1週間テレビもネットも我慢すれば、週の終わりに5ドルが手に入るというわけだ。 また、ボーナスポイントとして、30分間読書をすれば1枚おまけのチケットが手に入る。
これだ!
もうすぐに取り入れてみることにしました。
僕が息子に与えたルール
1. 家庭内通貨(マリオコイン)を週に5枚与える。
2. コイン1枚で1時間自由にゲームやYouTubeを楽しめる。
3. 1日で使える時間帯を設ける。平日であれば、幼稚園から帰ってから18:00までの間とか。
4. 与えられた勉強をすればコインを1枚ゲットできる。
5. 週の終わりにコインが残っていたら1枚200円と交換できる。貯まったお金は自由につかえる。
▲チケット代わりにゲームセンターでゲットしたマリオ等のおもちゃコインがあったので利用しました。
思考錯誤してルールを決めました。コイン1枚に対しての遊べる時間とか、コインをゲットできるハードルとか...
それで定まったのがこのルールです。成長にあわせて、どんどん変わって行くだろうし、変えていかなければならないとは思います。
取り組んだ結果どうだった?
はじめの1週間は全然ダメでしたね 笑
でも、妻と何度も話し合い、少しずつルールを変えて今の体制になった時、明らかに成果が出始めました。
週の終わりに換金した現金200円が嬉しかったみたいです。「これでゲームセンターで遊ぶ!」ですって。
そこからです。
これまでほとんど勉強に手がつかなかった息子が進んで勉強し始めたんです。
与えるのはコイン5枚ですから、1週間で5時間です。週の始めに、ほとんど消化してしまい、コインは無くなります。はじめはそんな感じでした。
でも、徐々にコインの使いかた、貯め方を学ぶと、1週間をバランスよくゲーム・勉強・ゲーム・勉強の順に取り組む様になりました。
しかも、ゲームに時間を使いたい為、YouTubeはほとんど見なくなったんです。
先行してゲームをするのは変わりませんが、帰宅して息子のウォレットを確認すると確実に1枚は残っています。そして、帰宅時の出迎えかたも変わりました。
「お父さん、おかえり!勉強しよう!」
今は1人で勉強できないので、妻が見てあげています。食事の準備をはじめると勉強ができないということです。
「さぁさぁお父さん一緒に勉強して俺にコインを与えてくれ」
息子の心の声が聞こえてきます。
最後に
キッカケはどうあれ、これまで勉強に気持ちが向かなかった息子が大きく変わりました。
勉強し終わった教材を何気に見返しているときもあります。
本当にこの本を読んで良かったです。
うまく行った理由は、息子の自主性を尊重したということだと思います。1日の中でゲームができる時間帯の制限は設けていますが、それ以外は自由です。コインがたくさんあったら、たくさんゲームができます。そこは息子の自由です。
承認することで、自己肯定感が高まっているんでしょう。
また、お金の使いかた、貯め方の勉強にもなっているので、一石二鳥です。
これから成長していくと、一人でも勉強できるようになります。そんな時は、エッセンシャル思考にあるように、読書でコインを貯めることができるルールも追加したいと考えています。
いかがでしたかね。
僕はこんな感じでルールを定め、ゲーム依存傾向にあった息子を変えることができました。
参考になりましたでしょうか。少しでも、お子さんのゲーム依存解消に役立てれば幸いです。